「5Days公務員実践型インターンシップin飛騨市役所」に参加して(レポート③)

レポート

今回の「5Days公務員実践型インターンシップin飛騨市役所」に参加してくれた3名の学生の皆さんに、5日間の業務で感じたことなどをレポートにまとめてもらいました。

そのレポートを3回に分けて原文のままお届けします。

京都府立大学1年 菅野航平さん

 今回の「広葉樹を活用したまちづくり推進のための調査サポート・広報活動」というプログラムに参加させていただきました菅野航平です。

 出身は京都府で現在は京都府立大学に在籍しています。私はもともと自然が好きで、頻繁に里山に足を踏み入れ、いろいろな生物と触れ合ってきました。そんな中で大学選択という大きな岐路にたった時に自分は将来どういうことをしたいのか熟考した結果真っ先に出てきたのが、森林保全に関わることでした。そしてその夢を叶えるため京都府立大学を受けさせていただきました。森林を守るうえで林業のスキルは必須になってくると思います。そういうスキルは座学では身に着くことができないですし、学校の先生方に教わるより、林業の第一線で働いていらっしゃる方々から教わることが一番の近道だと考えていました。

 そんな中で飛騨市のインターンシップを偶然見つけ、「これだ!」と思い、即座に応募させていただきました。とはいえ私は林業の知識はないですし、インターンシップに応募される方は3回生か4回生が多く、知識やスキルをもって応募される方が多いと考えていたので、皆さんの脚を引っ張ってしまうのではないかと不安が非常にありました。しかし、そのような不安は必要ありませんでした。市役所の方々はとても優しい方ばかりで、私の質問に丁寧に分かりやすく答えていただき、また同じプログラムに参加した二人の先輩方も私の知らない林業に関する知識を教えてくださり、毎日が非常に濃い時間でした。

 実際に5日間参加させていただいて、私が一番感じたことは、横の関係が非常にあるということです。例えば、川上、川中、川下の方々が独自で作業するのではなく連携を図り、今までチップにしかならなかった広葉樹の小径木をどのように買い手の方々に知ってもらえるか、またどのように活用するのかを市役所の方々が中心となり考えておられました。また広葉樹の森をどのように管理していくか、二次災害が起こらないように伐採するなら、どういう点に気を付けたら良いのか等を伐採審査委員会の方々と共に現場に行き意見を出し合い、考えておられました。
 今回学んだ事は森林保全の分野に直結すると考えています。ですので、今後の大学での研究や将来森林保全に携わる時に生かしていきたいと思います。