豊かな森林や広葉樹が作り出す清らかな水と私たちの暮らしとの関係性を紐解くプロジェクトが新たにスタート!

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飛騨市の面積の93%は森林です。その森林の約7割を占める広葉樹天然林からは毎年大量の葉が地面に落ち、それが腐葉土となって豊かな土壌をつくり、さらにそこからは清らかな水が流れ出ています。一方、飛騨市で採れる農産物は大変美味しく、特にお米は国際コンクールでの入賞など実際高い評価を受けています。お米や野菜など農産物の味は、その土地の寒暖差などの気象条件や肥料、あるいは栽培技術などが大きな影響を与えます。ただ、「飛騨市には豊かな広葉樹林があり、そこでできた土や水が美味しい食べ物を作り出しているのではないか」という思いは、実は飛騨市に暮らす皆さんの多くが抱いているのではないでしょうか。そんな飛騨市の森・土・水と飛騨市の様々な産品との関係性を紐解くプロジェクトが今年度スタートしました。 

5月20日、岐阜大学応用生物科学部の大西先生による予備調査が行われました。今後本格的に複数年かけて水や土壌、気象などのデータ収集作業や分析を行い、飛騨市の様々な産品への影響、関係性を紐解いていきます。広葉樹は家具などの材料となる大変貴重な資源ですが、もっと大きい視点から見れば、私たちの生活を豊かにするために欠かすことができないインフラとも捉えることができます。飛騨市が進める「広葉樹のまちづくり」では、今後林業分野のみならず、こうした取り組みにも広く挑戦していきます。

あなたもこのプロジェクトの一員になりませんか?

飛騨市では、今後岐阜大学大西先生とのフィールドワークなどにご参加いただけるプロジェクトサポーターを募集します。フィールドワークのほか、先生によるセミナーなども予定していますので、ご興味のある方はお気軽にご連絡ください。